朝起きる。
準備もそこそこに、AMBIENT KYOTOにいく。
14時からだったけど、13時半についたので、近くの喫茶店で待つ。この喫茶店は、よぼよぼのおばあちゃんがやってて、メニューにトマトジュースがあったので、
「トマトジュースください」
「やってません」
「じゃあ、バナナジュースはやってますか」
「メニューにかいてあるでしょう?」
「……では、バナナジュースください」
「はい」
といった感じで30分過ごした。
たまには、こんな経験をしてもいい。
一年ぶりぐらいに、京都新聞ビルの印刷工場跡地にいく。去年はここで働いていたことを思うと、なんとなく懐かしかった。その前にコロナにかかって大変だった。
環境音楽は全然わかんない。昔の知人がなんとなくきいていた。夢遊東京で、たくとさんが去年、AMBIENT KYOTOのブライアン・イーノの展示にきていたのを知って、ちょっと心のなかで盛り上がった。
それで知ったので、去年、その知人にブライアン・イーノ個展やってるよね~と話を振ったら、「ブライアン・イーノしっとるん!?」と驚きみたいな感じだったの、いまでも覚えている。あの純粋な驚きだけじゃない、ちょっと見下していた相手からのジャブに純粋に驚いている感じ。小さなことだけど、かませてよかった。ありがとう、夢遊東京。
全然わかんない。ほんと、全然わかんない。現代音楽とかも全然わかんない。
でも、わかんないなぁ~と思いながら、自分のなかで、どんなことが起きているのかを鑑賞するのはたのしかった。
インスタレーションって全然知らなかった。美術って絵画のことだとおもってた。世の中広いね。すごいね。まだまだ知らないことがたくさんあるね。
京都中央信用金庫 旧厚生センターでの展示すごかった。霧を使った展示があったんだけど、うわ~!人の感覚ってこんなに狭い空間でも脅かされることってあるんだと、見える世界がガラッと変わったなと思った。すごかった。
霧のなかにいる自分は、もうどこにいるかもわかんなくなって、自分の足元すら見えなくて、それがちょっと幽霊っぽくていいなって思った。死んだらこんな感じかな~っていう想像。
自分の感覚が全然わかんなくて、部屋にはいったはずなのに、どこにいるのかわかんなくて、戻る道もいく道も、一緒にはいった友人も、なんもかもわかんなくて、うわ、これは夢に近いかもと思った。タイトルが「霧中夢 ―Dream in the Mist―」で、まさしくやんか。すごいな~っておもった。
帰宅。
いくかどうか迷ったけど、いってよかったな~!
かきたまじるを作ってたべて、ソシャゲのイベントを走る。なんも変わんない。私の生活。なんも変わんない。
変わるのは、自分の意思というより自分の行動の結果変わるので、行動ができるまで待つことにした。腐ったら、そっか~と思う。そういう選択をしたんだねというだけ。
そっかそっか、まあ適当にやりなよとは、思う。